有紀子の世間話

ゆきこの日記

効果や安全性の検討を重ね、3~4年後に臨床研究を始めたい考えだ。

肺がんの一種を発症させたマウスにウイルスと抗PD―1抗体を併用すると、約40日生き続けた。
何もしないときの生存期間約20日や、ウイルスや抗体をそれぞれ単独で投与した場合の約30日に比べ、延命効果が高まった。
遺伝子改変したヘルペスウイルスには、患者自身の免疫を活性化する作用が備わっているという。
藤堂教授はがん免疫薬ががんによる免疫のブレーキを解除し、ウイルスが免疫が攻撃する矛先を示すことで効果が高ま ったと推測する。
岡山大の藤原俊義教授らは風邪の原因になるアデノウイルスの遺伝子を操作したテロメライシンと呼ぶウイルスを利用した。
このウイルスは、がん細胞で酵素テロメラーゼが活発に働く環境で増殖し、正常な細胞では増えない。
実験で大腸がんのマウスにウイルスと抗PD―1抗体の両方を投与すると、腫瘍の成長が抑えられた。
12匹のマウスのうち4匹は腫瘍が消えた。
千葉県がんセンター研究所の田川雅敏部長らは改変したアデノウイルスと、がん抑制遺伝子の働きを助ける薬剤MDM2阻害剤を併用した。
対象としたのは、石綿を吸い込むなどして発症するがんの一種、悪性中皮腫だ。
細胞の実験では、がん細胞にウイルスだけを投与する場合に比べ、併用では約4倍の細 胞が死滅した。
アデノウイルスを感染させた中皮腫の細胞では、がん抑制遺伝子p53が活発になり、細胞死を起こすという。
田川部長は薬剤がp53の働きを助けることで相乗効果が出るとみる。
効果や安全性の検討を重ね、3~4年後に臨床研究を始めたい考えだ。